商売繁盛の三条件とは
ルカ・パチオリというイタリアの修道僧をご存知でしょうか?
ルカ・パチオリは複式簿記の創始者です。
複式簿記は、イタリアのベネツィアで大学の数学教師でもあったパチオリが複式簿記を見よう見まねで勉強して、その成果を本にまとめて出版しました。
そんなパチオリの簿記書には、その冒頭に商売繁盛の三つの条件が書かれていたそうです。
商売繁盛の三条件
一、十分な資金力を持たなければならないこと。
二、会計業務に携わる者は誠実さや廉潔性を保ち、かつ熟達した技能を持っていなけ ればならないこと。
三、すべての取引を秩序正しく適切に記帳処理しなければならないこと。
この商売繁盛の三条件は、現代の商売においても同じではないでしょうか。何事も記録がなければチェックができません。商売上の取引を正確に適時に網羅して記帳し、いち早くどうだったかを検証する。
計画がうまくいっていれば継続し、うまくいっていなかったら何がいけなかったのか検証する。こういったPDCAをなるべく速く高速で回し続けていくことが商売繁盛には必要なのではないでしょうか。