2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

相続税の外国税額控除

相続税の外国税額控除をご存じでしょうか? 被相続人から相続又は遺贈により国外にある財産を取得した場合、財産によっては所在地の法令により日本の相続税に相当する税金が課せられる場合があります。 外国で相続税に相当する税金を払った場合には、日本で…

立て続けに相続が起こった場合の相次相続控除

相続が起こった場合、亡くなった被相続人の配偶者も年齢が近いことが多いと思うので、短期間の間に連続して相続が起こってしまうことがあります。 先に起こった相続を第一次相続、後に起こった相続を第二次相続というのですが、第一次相続から10年以内に第…

コーヒーダイエットなぅ

今年に入ってからバターコーヒーダイエットを始めています。 シリコンバレー式最強の食事という本に、朝食にバターとココナッツオイルをコーヒーに入れて飲むと痩せると書いてあって実践したら実際に2週間で2キロ痩せました。 その後は体重が横ばいになっ…

スイッチOTC薬をご存じでしょうか?

スイッチOTC薬とは、これまでは医師の処方が必要だった医薬品を薬局で買えるようにしたもののことです。OTCとは、Over The Counterの略で、町の薬局のカウンター越しに買える薬、つまり市販薬のことを言います。 以前は薬局で買えなかった薬が市販薬として薬…

医療費控除は全て検算されている!?

日経電子版のマネー研究所に興味深い記事がありました。 医療費控除、税務署は領収書をすべてチェックする |マネー研究所|NIKKEI STYLE 確定申告シーズンの時期になり、医療費の領収書を必死でかき集めている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 医療…

決算のための8つの確認事項

決算を迎える企業は、期ズレの注意はもちろんですが次の事項を確認することを忘れずに行いましょう。 ①未回収債券や不良債権への対処 未回収債券や不良債権については請求書を再交付しましょう。 放置しておくと時効によって債券が消滅する可能性があります…

マイナス金利について

1月下旬の日銀政策決定会合で日本初となるマイナス金利の導入が決定され、今月の16日から民間の銀行が日銀に預けている資金の一部に対して0,1%の手数料が徴収されます。 マイナス金利が導入されると、銀行から市場に資金が供給されます。民間の銀行は…

経費には期ズレの特例があります

前回の記事で決算をまたぐ売上計上の期ズレは注意しようと書きましたが、これは同様に経費についても同じことが言えます。 例えば、3月決算の会社が4月分の定期を3月中に現金で購入した場合は支払いは3月中であっても4月の経費なので今期の経費には計上…

売上の期ズレに注意しましょう

売上取引は、納品→請求→入金といった流れで行われると思いますが、売上を計上するタイミングはいつでしょうか? 売上は原則として商品を引き渡した日に計上します。 請求書を発行した時でもなく、代金が入金された時でもなく、納品やサービスが完了した時点…

経営計画の重要性

大きな会社であれば、毎期ごとに経営計画が策定されて各部署毎にも予算が設定されていると思います。 しかし、中小零細企業の場合はどうでしょうか? 経営計画を策定している会社はそうは多くはないのではないのでしょうか。 何かを始めるときには当然目標が…

未成年者控除及び障害者控除

相続税の計算にはいくつか税額控除があります。 税額控除とは、相続人が納付すべき相続税額を直接減額してくれる制度です。 税額控除はいくつかあるのですが、今日は未成年者控除と障害者控除についてまとめてみたいと思います。 未成年者控除とは、相続人が…

贈与にも義理チョコと同じ制度があることをご存知でしょうか?

今日はバレンタインですね。 会社で義理チョコをもらった場合には、必ずお返しをしなければなりません。 私は入社したての頃に、義理チョコをもらってお返しをしなかったことがあります。いちいちお返しをしてたら相手も気を遣うからと思ってお返しをしなか…

領収書があれば何でも経費になるのでしょうか?

経営者の方の中には、領収があれば何でも経費で落ちると認識していらっしゃる方もいます。プライベートで行ったレストランの領収書や家計費など、とりあえず何でも領収書を発行してもらい、領収書があれば経費で問題なく落とせるという誤った認識です。 そも…

配偶者の税額軽減とは

配偶者が相続により財産を取得した場合には、税額が軽減される制度があります。 遺産の維持形成に対する配偶者の貢献 配偶者が遺産を取得することは、同一世代間の財産の移転であり、次の相続の開始の時期が比較的早いこと 被相続人の死亡後の配偶者の生活保…

相続税額の加算とは?

相続税を払う場合、相続人によっては納付額が2割増になってしまう人がいます。 どんな人が2割増になってしまうのでしょうか? 納付税額が2割増になってしまう制度のことを「相続税額の加算」といいます。 相続税額の加算の対象者は、配偶者及び一親等の血…

インボイス制度とは?

平成29年4月1日の消費税率10%への引上げと同時に、軽減税率が導入されます。それに伴いインボイス制度が平成33年4月1日から導入予定ですが、インボイス制度が導入されることによって何が変わるのでしょうか? 消費税の納税義務者である事業者は、…

リーダーに必要なのはリーダーシップよりフォロワーシップ

中竹竜二さんの「個の自立と自走する組織の作り方」の講演に参加してきました。 中竹さんは早稲田大学のラグビー部の主将を務め、卒業後は母校のラグビー部監督に就任し2年連続で全国大学選手権を制覇。 その後も日本ラグビーフットボール協会のコーチング…

相続税における法定相続人の数

相続税の計算は、財産の総額から基礎控除額を控除した金額に税率を乗じて計算します。 では、この基礎控除額とは一体いくらなのでしょうか? 平成26年までは5000万円でしたが、税制改正が行われ平成27年からは3000万円に減額されました。基礎控…

生前贈与加算とは

生前贈与加算という制度をご存知でしょうか? 生前贈与加算とは、被相続人から相続開始前3年以内にもらった財産については相続税で課税し直すという制度です。 贈与税は相続税の補完税としての役割をもっているので、相続税で課税し直して精算することにな…

青色申告によって得られる真のメリットは現状把握

青色申告という制度をご存じでしょうか? 青色申告とは、所定の帳簿を備え付けて適正な記帳を行うことを条件に、所得金額及び税額の計算において一定の特典が付与される制度です。 シャウプ勧告に基づき昭和25年に創設されたものであり、事業者の記帳慣行…

医療費控除額を計算していて考えてしまうこと

この時期になると顧問先の方から確定申告の医療費控除で使う病院の領収書がたくさん送られてきます。 医療費控除は原則として1年間で払った医療費の金額が10万円を超えた場合に、その超えた部分の金額を所得から控除できる制度(所得が200万円以下であ…

会社の現金残と帳簿残を一致させることが横領事件を阻止します

会社経営者の皆様は、毎日会社の現金残高と帳簿の残高を照合していますでしょうか? 中小企業の場合、会社の現金も個人の現金も同じ財布で管理しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 従業員による現金の横領事件のニュースを見ることがある…

簡便的な在庫の概算計上

正確な月次決算を行う場合、在庫をきちんと計上しなければ正確な損益は把握できません。 例えば、お米屋さんが正確な月次決算を行おうとする場合ですが、お米の仕入れは新米の時期などによって仕入れ値も変動する事から、今月はまとめて仕入れるといったこと…

タイは意外に厳しい会計制度

タイは微笑みの国で穏やかな国民性というイメージを持たれる方が多いと思うのですが、意外に厳しい会計制度があることをご存じでしょうか? タイの会計基準には、①タイ会計基準と②中小企業の簡易な会計基準の2種類があります。①は上場企業や金融機関が採用…

売上や仕入れは発生主義で計上しているでしょうか?

毎月の月次決算を行っていく上で、売上や仕入れを発生主義で計上することはとても大切です。 発生主義とは、売上を出荷や検収時点などで計上し、仕入れも納品された時点で計上する事を言います。 売上は入金があった時点で計上、仕入れや外注も支払った時点…