決算のための8つの確認事項

決算を迎える企業は、期ズレの注意はもちろんですが次の事項を確認することを忘れずに行いましょう。

 

①未回収債券や不良債権への対処

未回収債券や不良債権については請求書を再交付しましょう。

放置しておくと時効によって債券が消滅する可能性があります。

 

②資産の増減の確認

たな卸資産に死蔵品、陳腐化品、店ざらし品等がないか確認しましょう。

除去する場合には決算日までに除去し、除去した資産の写真や処分業者の領収書等の証拠資料を保存しておきましょう。

 

③仮勘定の精算

決算書に仮払金や仮受金が載っているのはあまりよくはないでしょう。発生原因を確認し、速やかに精算しましょう。

 

④現金残高の確認

決算日の現金残高を確認しましょう。

 

⑤たな卸資産の残高の確認

たな卸資産については実地棚卸しによって決算日の在庫数を調べましょう。取引先に預けている在庫や輸送中の在庫についても確認します。

 

⑥預金や借入金の残高の確認

金融機関等から決算日における残高証明書を発行してもらい、残高を確認しましょう。

 

売掛金残高の確認

得意先ごとに回収もれがないか確認しましょう。

 

⑧買掛金や未払金の残高の確認

仕入れ先から届いていない請求書等があれば早急に送ってもらうように催促しましょう。