領収書があれば何でも経費になるのでしょうか?

経営者の方の中には、領収があれば何でも経費で落ちると認識していらっしゃる方もいます。プライベートで行ったレストランの領収書や家計費など、とりあえず何でも領収書を発行してもらい、領収書があれば経費で問題なく落とせるという誤った認識です。

 

そもそもなぜこのような誤った認識をしてしまうのかというと、経費になるものは厳密には定まっていないからです。業種によっても変わってきますし、極端な話をするとその会社ごとによっても経費の範囲は変わってくると思います。

 

製造業の社長が休日に食べたラーメン代は経費になりませんが、ラーメン屋の主人が有名店の人気の秘密を研究しに食べに行ったラーメン代は経費になると思います。

 

じゃあ、どういう基準で経費になるかどうか判断すれば良いのか?

それは、その支払いが売上アップの可能性がある支払いかどうかだということだと思います。

 

先ほどの例だと、製造業の社長が休日に食べたラーメン代でその会社の売上がアップすることはないと思います。しかし、ラーメン屋の主人が有名店の人気の秘密を探るために使ったラーメン代はどうでしょうか。有名店から人気の秘密を学び、自分のお店に活かしてみるといったことをすれば充分に売上アップの可能性はあるのではないでしょうか。

 

経費になるものは会社ごとに違ってきます。会社ごとに自分の会社の基準を設けておくことが必要になってくるのではないでしょうか。