月次決算の重要性

会社法法人税法などでは、企業に対して年に1回の決算を求めています。

毎月の月次決算は法律では義務づけられていません。それでも月次決算を行う事は非常に大切だと思っています。

 

年に1度しか決算を行わないということは、1年に1度しか会社の経営状態を知る機会がないということです。1年が終わってみて決算を組んでみたら赤字だった若しくはものすごく利益が出ていて税金を支払う余裕がないといったようなことが起こります。

 

来年は気をつけようと思っていても、次に数字が出てくるのはまた1年後ということになれば、また同じようなことが起こるかもしれません。

 

今はとても変化の激しい時代だと思います。前月の会社の業績はどうだったのかを翌月のなるべく早い段階で把握し、うまくいっていなかったらどこが悪かったのかを検証し、早く修正する。その検証を12回行った結果が年次の決算という流れを作る事が今の時代に経営をしていく上で必要なことではないでしょうか。

 

翌月中に月次決算書ができている会社というのはせいぜい2割だと言われています。これが3割、4割とどんどん増えてくれば日本の景気も回復に向かうのではないでしょうか。