相続税における法定相続人の数

相続税の計算は、財産の総額から基礎控除額を控除した金額に税率を乗じて計算します。 では、この基礎控除額とは一体いくらなのでしょうか? 平成26年までは5000万円でしたが、税制改正が行われ平成27年からは3000万円に減額されました。基礎控…

生前贈与加算とは

生前贈与加算という制度をご存知でしょうか? 生前贈与加算とは、被相続人から相続開始前3年以内にもらった財産については相続税で課税し直すという制度です。 贈与税は相続税の補完税としての役割をもっているので、相続税で課税し直して精算することにな…

青色申告によって得られる真のメリットは現状把握

青色申告という制度をご存じでしょうか? 青色申告とは、所定の帳簿を備え付けて適正な記帳を行うことを条件に、所得金額及び税額の計算において一定の特典が付与される制度です。 シャウプ勧告に基づき昭和25年に創設されたものであり、事業者の記帳慣行…

医療費控除額を計算していて考えてしまうこと

この時期になると顧問先の方から確定申告の医療費控除で使う病院の領収書がたくさん送られてきます。 医療費控除は原則として1年間で払った医療費の金額が10万円を超えた場合に、その超えた部分の金額を所得から控除できる制度(所得が200万円以下であ…

会社の現金残と帳簿残を一致させることが横領事件を阻止します

会社経営者の皆様は、毎日会社の現金残高と帳簿の残高を照合していますでしょうか? 中小企業の場合、会社の現金も個人の現金も同じ財布で管理しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 従業員による現金の横領事件のニュースを見ることがある…

簡便的な在庫の概算計上

正確な月次決算を行う場合、在庫をきちんと計上しなければ正確な損益は把握できません。 例えば、お米屋さんが正確な月次決算を行おうとする場合ですが、お米の仕入れは新米の時期などによって仕入れ値も変動する事から、今月はまとめて仕入れるといったこと…

タイは意外に厳しい会計制度

タイは微笑みの国で穏やかな国民性というイメージを持たれる方が多いと思うのですが、意外に厳しい会計制度があることをご存じでしょうか? タイの会計基準には、①タイ会計基準と②中小企業の簡易な会計基準の2種類があります。①は上場企業や金融機関が採用…

売上や仕入れは発生主義で計上しているでしょうか?

毎月の月次決算を行っていく上で、売上や仕入れを発生主義で計上することはとても大切です。 発生主義とは、売上を出荷や検収時点などで計上し、仕入れも納品された時点で計上する事を言います。 売上は入金があった時点で計上、仕入れや外注も支払った時点…

月次決算の重要性

会社法や法人税法などでは、企業に対して年に1回の決算を求めています。 毎月の月次決算は法律では義務づけられていません。それでも月次決算を行う事は非常に大切だと思っています。 年に1度しか決算を行わないということは、1年に1度しか会社の経営状…

グッドポイント診断で分かった自分の5つの強み

リクナビNEXTのグッドポイント診断をご存じでしょうか? リクナビNEXTに登録すると無料で受けられる診断で、いくつかの質問に答えていくと自分の強みを判断してくれるツールがグッドポイント診断です。 さっそくチャレンジしてみた自分の結果がこれです。 受…

商売繁盛の三条件とは

ルカ・パチオリというイタリアの修道僧をご存知でしょうか? ルカ・パチオリは複式簿記の創始者です。 複式簿記は、イタリアのベネツィアで大学の数学教師でもあったパチオリが複式簿記を見よう見まねで勉強して、その成果を本にまとめて出版しました。 そん…

なぜ自筆の遺言ではなく公正証書遺言なのか

わたしは自筆の遺言ではなく公正証書遺言をオススメします。公正証書遺言とは、公証人に依頼して作成する遺言のことで、以下のようなメリットがあります。 ・方式の不備による無効になる恐れがない ・家庭裁判所の検認手続きが必要ないので速やかな遺言内容…

遺言をオススメする3つの理由

遺言のすすめとして、私が遺言をオススメする理由が3つあります。 ①遺言があると手続きが楽になる 銀行口座の解約手続きや自宅の名義変更などをする際に公正証書があるとすぐに手続きが進められて必要な書類も減るケースがあります。 遺言がなくて相続人全…

葬式費用はどこまで控除できるのでしょうか

葬式費用は相続財産から控除できることを知っている人は多いと思います。 しかし、どこまでの費用を控除できるかを知っている人は少ないのではないでしょうか? この線引きは難しいのですが、基本的な考え方としては ①非課税②法事③葬式費用と関係ないもの は…

マイナスの財産をプラスの財産から控除できる債務控除とは

相続ではプラスの財産だけをもらえるとは限りません。マイナスの財産を承継することも当然あります。マイナスの財産を承継した場合はどうなるのでしょうか? 相続税法では正味財産に対して課税を行うために、マイナスの財産があればプラスの財産から差し引く…

新宿伊勢丹メンズ館に行ってみて思った3つのこと

人生で初めて新宿伊勢丹メンズ館に行ってきました。 せっかく来たからには1階から8階まで全部見てみようと思っていたのですが、2階から上は怖じ気づいてチラ見しかできませんでした笑 1階だけしっかり見ることができたのですが、新宿伊勢丹メンズ館に行…

もらっても贈与税の対象にならない財産がある!?

贈与税にも、もらっても贈与税の対象とはならない財産がいくつかあります。これを贈与税の非課税財産といいます。主なものを3つ挙げてみます。 ①会社からもらった財産 会社には贈与税がないので、会社からもらっても贈与税の対象にはなりません。 ②扶養義務…

もらっても相続税の対象にならない財産がある!?

相続税では被相続人からもらっても相続税の対象とはならない財産がいくつかあります。これを相続税の非課税財産といいます。 ①墓地・仏だん等 墓地や仏だんは相続税の非課税財産なので、もらっても相続税の対象にはなりません。 ただし、被相続人が墓地や仏…

相続により取得したものとみなされた保険金はどうやって計算するのか?

被相続人が保険料を負担していた保険金を取得した場合には、それは保険会社から支払われるものであっても被相続人からもらったものとして相続財産に含めなければいけませんでした。 では、その保険金を一括で受け取らなかった場合にはいくらで評価するのでし…

相続により取得したものとみなされる財産とは

被相続人が死亡したことにより、死亡保険金や死亡退職金などが支払われることはよくあると思います。死亡保険金は保険会社から保険金受取人に支払われ、死亡退職金は被相続人が勤務していた会社から遺族に対して支払われます。 保険会社や勤務していた会社か…

会計で会社を強くする!

坂本孝司先生の講演を聴きにTKC東京中央会の賀詞交換会に参加してきました。 坂本先生の講演は何度か聞いたことがありますし、著書である「会計で会社を強くする」も読みましたが、坂本先生の主張は一貫して、会計を通して中小企業を強くするということです…

贈与税を払う義務があるのは誰?

贈与税を払う義務があるのは、贈与で財産をもらった人になります。 これは当然だと思うのですが、贈与で財産をもらっていても贈与税を払う義務がないケースもあります。 どんなケースかと言うと、 ①外国に住んでいる日本国籍を持たない受贈者が、贈与時に外…

「超一流の雑談力」を読んで実践してみたい3つのこと

せっかくの日曜日、早起きしてスタバでドリップコーヒーのグランデサイズを飲みながら安田正さんの「超一流の雑談力」を読みました。この本には、自分をより魅力的に見せたり、短時間で人の心の中にふっと入っていく方法として超一流の雑談力を高める38の…

相続税を払う義務があるのは誰?

相続税を払う義務があるのは、被相続人から相続で財産をもらった人になります。 これは当然だと思うのですが、被相続人から相続で財産をもらっていても相続税を払う義務がないケースもあります。 どんなケースかと言うと、 ①外国に住んでいる日本国籍を持た…